開発者ガイドの概要

Amazon Ads APIの概要

AmazonアトリビューションAPIに関するトラブルシューティング

このトラブルシューティングガイドは、次の3つのセクションに分かれています。 アカウントの認可、タグの実装、レポート。まずは、このページの質問をご一読のうえ、タグが適切に実装されていることを確認してください。その後、レポートに関する内容を確認してください。

アカウントの認可

AmazonアトリビューションAPIを使用するには、API開発者アカウントが広告主の広告プロフィールにアクセスできなければなりません。認可方法については、開始するをご覧ください。広告主の地域によって設定の一部(URLドメイン名など)が異なる場合があることに注意してください。

プロフィールエンドポイントを呼び出したのに、広告主のプロフィールがレスポンスに表示されません

プロフィールへのアクセスを広告主から許可してもらう必要があります。そうすることで、2時間以内にそのプロフィールがプロフィールエンドポイントのレスポンスリストに表示されます。APIテストドメインを使用している場合は、代わりに本番環境ドメインを使用してください。開始するを参照して、すべてのセットアップ手順が完了していることを確認してください。

広告主のプロフィールを使用してAmazonアトリビューションエンドポイントを呼び出すと、認可されているのに403エラーが返されます

その広告主プロフィールに、Amazonアトリビューションの利用資格がない可能性があります。利用資格の要件については、概要をご覧ください。

タグの実装

タグをクリックしたのに、キャンペーンがレポートにまったく表示されません

以下の原因が考えられます。

タグをクリックするとレポートにキャンペーンが表示されるものの、クリック数とコンバージョン数がすべてゼロになってしまいます

以下の原因が考えられます。

レポートにキャンペーンが表示され、クリック数も表示されるがコンバージョン数(DPV、ATC、売上)が表示されない

これには以下の理由が考えられます。

レポートのキャンペーンが{campaignid}などで表示され、実際のキャンペーンIDが表示されないのはなぜですか?

中括弧で囲まれたフレーズは、特定のパブリッシャー向けのマクロです。パブリッシャーがキャンペーンIDの値に置き換える必要があります。レポートに実際のID値の代わりに中括弧が表示される場合は、パブリッシャーがマクロを処理できなかったことを意味します。これには以下の理由が考えられます。

複数のランディングページで同じタグを使用したり、あるランディングページから別のランディングページにタグを移動したりすると、指標が正しく表示されない

各タグは、1つのランディングページでのみ使用できます。同じ広告グループの複数のランディングページにタグを付けたり、タグを新しいランディングページに移動したりする場合は、ランディングページごとに固有のクリエイティブIDを使用してください。ただし、広告グループIDとキャンペーンIDは同じものを使用してください。

レポート

最近のレポートにすべての情報がふくまれていないように見受けられます。 データに遅延はありますか?

指定された日から翌48時間のレポートは、部分的に完成していないものとみなしてください。通常、クリック数は24時間以内に報告されます。タグを正しく実装していれば、待つだけで指標がレポートに表示されます。

最初にレポートを取得したときから、古いコンバージョン指標の一部が変わっているのはなぜですか?

指標は最大で28日後まで修正される可能性があります。たとえば、返品を反映した調整などのために修正されます。時折、直近の28日間のレポートを取得して、その期間の保管データを更新することをおすすめします。

キャンペーンでストアページに誘導しているものの、ページ上のすべての商品が広告掲載商品としてキャンペーンに関連付けられないのはなぜですか?

Amazonストアページで、表示するASINを(毎回同じものではなく)リアルタイムで選択する動的ウィジェットのみが使用されている場合、Amazonアトリビューションが、それらのASINをキャンペーンと紐づけられない可能性があります。これを回避するには、ストアページに静的ASINを追加するか、別のランディングページを使用してください。

レポートに表示されない指標やディメンションがあるのはなぜですか?

レポートタイプごとに特定のディメンションと指標がサポートされるので、お客様が探しているものが、選択したレポートタイプではサポートされていない可能性があります。たとえば、クリック指標やaa_creativeidディメンションは製品レポートには含まれませんが、パフォーマンスレポートには含まれます。ReportRequestBodyのパラメーターと説明にアクセスして、各レポートで使用可能なディメンションと指標を確認してください。

レポートタイプ 含まれるディメンション 集計レベル 指標 レポートできる日数
パフォーマンス aa_campaignidaa_adgroupidaa_creativeidpublisher CAMPAIGN、ADGROUP、またはCREATIVEレベルで集計することを選択できます(デフォルト: CREATIVE) クリックスルー、およびすべての広告掲載コンバージョンと合計コンバージョンの指標。詳しいリストについては、レポートエンドポイントをご覧ください。 過去13か月間
商品 aa_campaignidaa_adgroupidpublisherproductNameproductGroupproductCategoryproductSubcategorybrandNameproductAsinproductConversionType 常に広告グループレベルで集計されます。 「トップ100商品」の広告掲載商品およびブランドハロー効果商品のコンバージョン指標のみで、クリックスルー数はありません。(詳しいリストについては、レポートエンドポイントをご覧ください。) トップ100商品に限定されます。 過去90日間

90日前の商品レポートを取得するとエラーが表示されるのはなぜですか?

データ提供の制限により、開始日が過去90日以内の商品レポートしか取得できません。

一度にすべてのレポートを取得しようとするとエラーになるのはなぜですか?

データが大量にある場合は、ページ番号表示を使用してレポートを複数バッチに分けて取得することをおすすめします。「count」パラメーターを使用してバッチごとに取得するレコード件数を指定し、「cursorId」パラメーターを使用して後続のバッチを取得できます。詳しくは、レポートエンドポイントのリファレンスをご覧ください。

ビュースルーコンバージョン数が表示されないのはなぜですか?**

AmazonアトリビューションAPIは、コンバージョンをクリックのみに結び付け、インプレッションには結び付けません。

Amazonアトリビューションキャンペーンレポートに表示されるクリック数が、広告パブリッシャーのキャンペーンレポートと異なるのはなぜですか?

これは、キャンペーンの一部の広告にのみAmazonアトリビューションタグが追加された場合に発生する可能性があります。また、タグをトラッキングテンプレートとして実装した場合は、同じキャンペーンの複数の異なるレベルで複数のトラッキングテンプレートを実装すると、最下位のテンプレートのみが起動されるので、Amazonアトリビューションタグの代わりに他のトラッキングテンプレートが起動する可能性があることに注意してください。

APIレポートに表示される数値が、Amazon広告コンソールと異なるのはなぜですか?

この不一致は、おそらくレポート集計しきい値の結果です。お客様のプライバシーを保護するために、Amazonアトリビューションでは、期間中のクリック数が10回未満のタグまたはタググループを表すレポート行のデータはマスクされます。たとえば、広告グループレベルで集計されたレポートでは、広告グループの一部のタグのクリック数が10回未満であっても、10回以上クリックされた広告グループのデータがすべて表示されます。クリックのしきい値を超えるまで、マスクされた行の指標値はゼロと表示されます。予算が非常に少ないキャンペーンや、非常に少数のオーディエンスに表示されるキャンペーンでは、このしきい値を超えるまでに時間がかかる場合があります。

キャンペーンレベルまたは広告グループレベルでレポートを表示するには、データを自分で集計するのではなく、特定の集計レベルでパフォーマンスレポートをリクエストする必要があります。そのようにすることにより、利用可能なデータがすべてレポートに含まれ、Amazon Adsコンソールと確実に一致するようになります。

レポートにサードパーティのパブリッシャーディメンションを含める場合、デフォルトタグにあるものとは異なるマクロを使用できますか?

はい。必要に応じてタグを変更したり、マクロを追加または削除したりできます。その場合は、aa_creativeidパラメーター値の末尾に追加し、アンダースコアまたはダッシュを使用して実際のクリエイティブIDと区切ることをお勧めします。マクロを削除したい場合は削除することもできます。ただし、最終的なクリエイティブIDの値が一意になることを確認してください。

レポートのしきい値によって、クリック数が10回未満のタグまたはタググループを表すデータ行のレポートはマスクされるので、タグが詳細になりすぎたり(1行に複数のマクロがあるなど)、オーディエンスや個人が限定的になるマクロ(ユーザーIDやクリックIDなど)は追加しないでください。そうしないと、レポートがしきい値を超えることができなくなります。